【韓国語学習】日本人が間違えやすい発音(カムサハムニダは間違い!?)
【韓国語学習】
韓流ドラマやK-popが流行ってから韓国語を学び始める方が多いですが、実際日常会話レベルまで使えるようになるには結構な勉強量が必要です。
とは言っても韓国語と日本語は文法がほぼ同じなので、英語や中国語に比べると学習しやすいのも特徴です。
しかし文法や読み書きができても、実際に喋る事は難しく感じている方が多いようです。今回は日本人が間違えやすい、注意すべき韓国語の発音について整理したいと思います。
【韓国語の発音】
初心者用のテキストを見ていると、発音がわかりにくかったりネイティブの発音と程遠い表記がされているので注意が必要です。
特に最初に間違った癖がついてしまうと、後々直すのが大変なので早めに直してしまいましょう。
◆「-합니다」は[-ハムニダ]ではない
감사합니다 カムサハムニダ(ありがとうございます)
수고합니다 スゴハムニダ(お疲れ様です)
上記のように、「-합니다」がつくフレーズは[-ハムニダ]と表記されています。
が、実際にはハムニダと言いません。音的にはハンニダが近いです。
ではなぜハムニダと表記されるのか?
韓国語には「ン」の音が数種類あります。
音は同じですが発音する時の口の形が違い、口を開けながら発音するもの(日本語のンはこっち)と口を閉じながら発音するものがあります。
합니다の場合は口を閉じながら発音する方なので、その違いを表すためにムと表記したと思われます。
しかし口を開けるとか閉じるとか、普段意識していないものを発音するとなると最初は難しく感じるかもしれません。
一度ハンニダと口に出して言ってみましょう。
日本人がハンニダと言うと、普通は口を閉じないで発音します。
韓国語では 「ン」の時に口を閉じて発音するのが正しい発音です。
英語で考えると分かりやすいかもしれません。
「hannida」ではなく「hamnida」(nではなくmのイメージ)
ハンバーガーと発音すると、ンの時に口を閉じていますよね?
その「ン」です!!
ご理解頂けたでしょうか?
では「お疲れ様です」という意味の、수고합니다(スゴハンニダ)を発音してみましょう。
スゴハンニダを普通に読むと口を閉じれません。
そこで一度「スゴハンバーガー」と発音してみます。(笑)
口を閉じられたら「バーガー」を「ニダ」にして発音します。
最初は少し違和感があるかもしれませんが、発音は癖になりやすいので頑張って練習した方が後々楽になります。
韓流ドラマがお好きな方は、一度口の形に注目して見てみると違いが分かってくるかもしれません。
言語はその国独特の発音があるので、自分の母語に無い発音だと最初は苦戦します。
スペイン語では舌を巻いたり、中国語だと声調と言って字に音程があったり・・
特に大人になって学び始めると今まで発した事のない言葉を発するので大変です。
しかし、そこが語学学習の楽しみのひとつでもあります。
こんな発音があるのかという新しい発見、もう少し勉強を進めると色んな言いまわしやスラングを知ることができてとても楽しいです。
焦らずゆっくり楽しみながら、日進月歩で学習していきましょう。